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マスク皮膚炎・肌荒れ

2021年06月14日

Q. マスクで肌が荒れてしまいます。原因と対策を教えてください。

(24歳 女性)

A. マスクによる肌荒れ(皮膚炎)は、①刺激、②蒸れ、③乾燥によって生じることが多くなっています。それぞれの原因の詳細と対策について解説いたします。

目次

マスク皮膚炎・肌荒れについて

マスク装着の時間や頻度が多くなることで生じる皮膚炎や皮膚トラブルです。症状として、ニキビ、かゆみ、乾燥、ブツブツ、赤み、ざらつき、くすみなどがあります。特に多い症状がニキビ、かゆみで全体の6割以上という報告もあります。

マスク皮膚炎・肌荒れの原因

  1. ①摩擦による刺激


    口を動かしたり、マスクを外したりすることで、摩擦が生じ、皮膚炎や肌荒れが起きやすくなります。

    毎日マスクの線維とこすれあうことで、その角質が少しずつ削られ、外部刺激から肌を守るバリア機能が低下してしまいます。バリア機能が低下した肌は細菌が繁殖しやすいのでニキビができやすくなったり、普通は刺激にならない物質が内部に入り込んで炎症が生じ、湿疹ができやすくなったりします。

    素材としては、不織布マスクは刺激になりやすい傾向があります。

    洗えるマスクの場合は、洗う洗剤や柔軟剤に注意が必要です。

  2. ②蒸れ(湿度)


    マスクの内側は吐く息で蒸れて高温多湿になり、ニキビを引き起こすアクネ菌などの細菌や雑菌が繁殖しやすくなっています。

  3. ③乾燥


    マスクを外したとき、マスクの中に溜まってした湿気が一気に蒸発することで、肌の水分まで同時に奪って逆に乾燥を引き起こします。肌が乾燥するとバリア機能が正常に働かなくなり、皮膚トラブルを招いてしまいます。

マスク皮膚炎・肌荒れの対策

  1. ①自分に合ったマスクを選ぶ


    かぶれない素材、肌当たりの優しい、通気性の良いマスクを選ぶ(飛沫を飛ばさない点では矛盾しますがその時の状況で判断)。綿ガーゼやシルクといった天然素材の柔らかい素材のマスクは肌への刺激が少ないと言われています。

  2. ②低刺激の洗剤・柔軟剤、すすぎ方法に注意する(洗えるマスク)


    洗濯したマスクの残留洗剤が刺激になることがあります。香料フリーの低刺激の洗剤・柔軟剤を選ぶことをおすすめします。また、すすぎの回数を2-3回に増やすことで残留洗剤を減らすことができます。

  3. ③低刺激な化粧品、メイクを使う


    マスクの刺激でバリア機能が低下すると、これまでは問題なかった化粧品やメイクでも皮膚炎や皮膚トラブルが生じる場合があります。刺激性の強い添加物や防腐剤に注意して商品を選ぶことをおすすめします。

  4. ④汗をこまめに拭き取る


    マスク着用中は、熱がこもって汗をかきやすくなります。汗が肌に付着したままにしておくと、皮膚炎やあせもなどの皮膚トラブルにつながるため、ガーゼやタオルでこまめに汗を拭き取りましょう。汗を拭き取る場合は、こすらないように軽く押してください。マスクが汗で湿った場合は、新しいものに交換することをおすすめします。

  5. ⑤丁寧にスキンケアを行う


    肌のバリア機能を守るためにも、丁寧な洗顔や十分な保湿が重要です。保湿は化粧水だけではなく、乳液やクリーム、オイルなども用いることで、肌に油分が補充されます。

クリニックの受診が必要になる場合

皮膚炎や皮膚トラブルをそのまま放っておくと、症状が悪化したり、痕が残ってしまったりする可能性があります。次のような場合は、早めに皮膚科を受診しましょう。

ニキビや皮膚炎は早期治療で早くキレイに治すことができるので、症状がひどくなる前の受診をおすすめします。

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