①多汗症
お子さんに見られることが多く、春や秋などの季節の変わり目に症状が出ることが多いです。季節の変わり目は温度変化も激しいので、自律神経の乱れも影響します。
汗によって皮がふやけ、むけるのを繰り返します。
Q. 子どもの手足のかわがよくむけます。水虫でしょうか?
(仙台市 5歳女児の母)
A. お子さんの手足のかわむけは、汗や乾燥による皮膚トラブルがほとんどで、水虫の可能性は低いです。
ワンポイント解説
手足の皮むけの鑑別診断として、下記のものが考えられます。
お子さんに見られることが多く、春や秋などの季節の変わり目に症状が出ることが多いです。季節の変わり目は温度変化も激しいので、自律神経の乱れも影響します。
汗によって皮がふやけ、むけるのを繰り返します。
汗疱とは、汗を出す機能が何らかの理由でうまく働かず、皮膚の中に汗がたまってしまう病気で、ひどくなると湿疹のようになります。湿疹性の変化により皮膚がカサカサしたり、かわむけを起こします。
足裏は体重を支えるために、皮膚を保護するため角質が非常に厚くなっています。
この角質が古くなって、白くなったりポロポロ落ちたりします。
また、乾燥すると角質が厚くなり、かたい皮膚になり、ひび割れしてきます。
ひどい場合は出血することもあります。
水虫は、足の裏の角質を好物とするかびの一種である白癬菌が住みつき、かゆみやただれを起こします。
文章 医師 大橋威信