コラム

乾癬の最新治療を考える会

トレムフィア

江陽グランドホテルで乾癬の治療薬についての講演会がありました。

最近は、生物学的製剤についての講演会が本当に多くなりましたね。

大学病院時代は、乾癬外来にいたこともあり、身近な薬剤でしたが、
今はなかなか使う機会もなく、知識として持ってる程度になってしまいました。
今回の講演会で紹介があったトレムフィアは、
ヒト型抗ヒトIL-23p19モノクローナル抗体製剤で、
炎症性サイトカインIL-23の作用を阻害することで、IL-23の下流にあるTh17へのシグナル伝達を抑制します。
IL-23を阻害するIL12/23阻害薬のステラーラより効果が得られ、関節症性乾癬にも効果が高いようです。

また、治験データでは掌蹠膿疱症にも効果が確認されており、今後の保険適応が期待されます。
投与は2ヶ月に1回でOKで、薬価は319,130円です。
3割負担で96,000円くらいです。高い薬剤ですね。
講演会の後、意見交換会で他院の先生方と話をしましたが、
仙台市内で乾癬の生物学的製剤を投与しているクリニックはまだないみたいですね。
その理由は色々あるようですが。
当院は、近隣に仙台市立病院や仙台赤十字病院があるので、
そちらにご紹介させていただくことが多いです。
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風も冷たくなり、忙しかった夏も過ぎ、季節はすっかり秋ですね。
来院数も落ち着いてきましたので、最近は待ち時間も以前より短くなったと思います。
気持ち的にもゆっくり患者さんのお話を聞くことができてる気がします。
忙しいとどうしても必要最低限の話しかできず、業務的な対応に終始なりがちだったなあと
夏の頃の未熟だった自分を反省しています。
最近は、少し人間味のある対話ができるようになったかなあと。
自分だったらどんな人に診てほしいかなとか考えながら、
ふと自分の診療を客観的に見ている今日このごろです。