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残留洗剤、どれくらいに気にしてますか?

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こんにちは。
院長の大橋です。

先日、「皮膚病ネットワークみやぎ」という勉強会がありました✐

特別講演は、東北大学皮膚科の相場教授で、
『アトピー性皮膚炎患者における洗濯によるバリアー破壊とcorneotherapy』という演題でした📔

仙台で相場教授の講演を聴く機会は滅多になく、演題も興味あるものだったので、
これは!!と思い、前々からスケジュールを開けて、勉強会に参加しました😤

まず、演題名にもあるように、
洗濯(洗濯洗剤、柔軟剤、リンス剤など)が皮膚のバリアを破壊してしまうということに
驚かれる方もいるかもしれません😲

最近、世界で有名な医学雑誌に、『洗剤のすすぎ残し(残留洗剤)がバリアを破壊する』という論文が出ました。

皮膚科医の中では、「きっとそうだろうなあ~」と思っていたけど、
(科学的に証明されてこなった背景もあり)どう説明していいかわからない部分でもありました。

私も外来で、衣類の部分や、体の汗をかきやすい部分に湿疹がある方には、
「洗剤や柔軟剤を見直すようにしてみてください」と説明していましたが、
具体的根拠がないのもあり、患者様も「本当に?」みたいな顔をされることがしばしばありました。
(私の説明力不足だったのだと思います😖)

今回の講演の内容としては、
・アトピー性皮膚炎患者では、残留洗剤による皮膚のバリア機能破壊が起きている。
 →IL33、TSLPの増加によりTh2反応が亢進

・残留洗剤中の香料、界面活性剤でアレルギーが起きやすい。

・汗をかいた状態だと、皮膚に残留洗剤が移行しやすい。

・健常人の皮膚でも、同様にバリア破壊は生じるが、アレルギー反応はアトピー性皮膚炎患者に比べて起きにくい(一次刺激性皮膚炎は起きるけど、アレルギー性接触皮膚炎は起きにくい)。
《私見でが、洗剤の濃度が高くなると、健常人でも同様の現象が起きる可能性はあります》

以上のことから、
対策として、フロアで出た意見は、
①すぎ回数を増やす(2-3回)
②洗剤の入れる量を減らす
②香料が入っていないものを選ぶ

などでした。

メーカーが決めている1回の洗剤投与量は、
あくまで、汚れの落ち度や消臭効果から決められているようです。
残留洗剤量はほとんど考慮されてみたいです😫💦。
(確かに、1度洗った衣類をもう一度すすぐと結構水が濁るなあと思ってたので、
納得がいきました)

特に、部屋干し用の洗剤とかは、香料や殺菌効果の高い薬剤が多く含まれているので、
皮膚への影響も大きくなると思います。

なんとなく、夏になると、衣類が当たる部分(特に下着)がかゆくなるという方。
ぜひ、ご自宅の洗濯を見直してみるとよいかもしれません😌

うちもさっそくすすぎ2回にしてみます!!

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長々と長文を読んで頂きありがとうございます😌

本日、土曜日の診療は、定員100人でしたが、
スタッフのサポートのおかげもあり、
来ていただいた患者様すべてを診察することができました!!

ただ、やはり待ち時間が3時間以上になってしまった方もおり、
大変ご不便をおかけしております。申し訳ありません😣

今後もスタッフ一同、待ち時間短縮に工夫、努力は惜しみません!
できる限りのことを行っていきます!!

では、みなさま、楽しい週末をお過ごしください☆

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