コラム

時代の流れとアレルギー

昔の家

日本が、今と昔で大きく変わったことは「住居」と「食べ物」だと思います。

「住居」は木造の家から鉄筋コンクリートのマンションに変わってきました。
木造の家も密閉性が高くなり、エアコンで部屋の温度は快適な温度を一定に保てるようになりました。
しかし、室温が高くなるかわりに湿度は低くなり、乾燥するようになりました。
湿度を上げるために、加湿をしても、室内の空気の流れが悪いため、部屋の端にカビが発生しやすくなります。

昔の家は風通しが良く(すきま風が入る)、湿度が保たれていました。木が湿度を調節する役割も果たしており、カビも発生しにくい環境だったようです。

「食べ物」は米や野菜中心の日本食からパンや肉中心の欧米食に変わってきました。
また白砂糖を使ったお菓子も増えてきました。

「アレルギー」はというと、アトピー性皮膚炎やアレルギー性鼻炎、喘息とすべてにおいて増加傾向にあります(厚生省データより)。「住居」や「食べ物」の変化が「アレルギー」の増加と関係しているかをはっきり証明した研究はありませんが、関係はあるかもしれないという推測をしている研究や論文はたくさんあります。私も、関係はしているだろうなと思っていますし、実際に居住環境や食事の改善でアレルギー疾患が改善した症例を多く経験しています。

具体的には、空気の入れ替えをこまめに行うことや、甘い物を食べないようにすること、白砂糖が入っているものをなるべく食べないなどです。
こんなこと?と思うかもしれませんが、実際にやってみようとするとなかなか難しいです。

食事に関しては深く掘り下げると、とても長くなるので、
またそのうち機会を見つけて書きたいと思います。