皮膚科受診が多い疾患(ランキング形式)
1位 その他の湿疹 18.7%
2位 アトピー性皮膚炎 10.0%
3位 足白癬 6.5%
4位 じんま疹 5.0%
5位 爪白癬 4.8%
6位 ウイルス性イボ 4.5%
7位 乾癬 4.4%
8位 接触皮膚炎(かぶれ) 3.9%
9位 にきび 3.6%
10位 脂漏性皮膚炎 3.3%
11位 手湿疹 3.0%
12位 良性腫瘍 2.5%
13位 円形脱毛症 2.45%
14位 帯状疱疹 2.4%
15位 皮膚潰瘍 2.0%
16位 痒疹 1.8%
17位 粉瘤 1.8%
18位 尋常性白斑 1.7%
19位 脂漏性角化症 1.6%
20位 薬疹・中毒疹 1.5%
(日本皮膚科学会集計資料より)
上記の集計は、大学病院や市中病院、診療所が76:55:59の割合で行われていますが、
実際は診療所の数が病院の何倍も多いため、実臨床の統計は反映できていないのではと思います。
この3週間での当院の多い疾患は、
1位 その他の湿疹(乾燥性湿疹含む) 20%
2位 アトピー性皮膚炎 18%
3位 接触皮膚炎(かぶれ) 15%
4位 ウイルス性イボ 10%
5位 手湿疹 7%
6位 ニキビ 5%
7位 じんま疹 3%
8位 脂漏性角化症 2.5%
9位 乾癬 2%
10位 シミ 1.5%
でした。
季節も関係して、乾燥による湿疹、アトピーの方が3分の1程度を占めています。
また、紫外線が少ない冬にシミの治療を希望される方も増えてきている印象です。
また、ララガーデン長町という場所柄、お子さんが多いので、ウイルス性イボも多いですね。
大学病院時代の毎日のように珍しい疾患を診察したり、カンファランスで勉強できていたあの時間は本当に貴重だったなとしみじみ思います。
珍しい疾患をあまり見なくなったかわりに、今は、得意・不得意はあまり作らずにまんべんなく診療するように気をつけています。(どうしても得意なものを作るとそれだけを見たくなってしまうので)
皮膚生検(病理検査)も適応のある方には積極的に行っていき、正確な診断を行っていきたいと考えています。
21位以下の珍しい疾患を見たときでも、しっかり診断できるよう常に頭の中に鑑別疾患を入れおかないとですね。日々トレーニングです。