コラム

講演会 in艮陵会館

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山梨大学 教授 川村龍吉先生の講演会を聴きに行ってきました。

大変興味深い内容で、勉強になりました。
とてもわかりやすいご講演で、自分の中の知識もうまく整理できました。

簡単に要点のみまとめます。

「皮膚の自然免疫応答~湿疹・乾癬・ヘルペス」
・後天性亜鉛欠乏は世界で20億人。高齢者の中には潜在性亜鉛欠乏症が多くいるだろう。
・難治性の肛門周囲炎、褥瘡では血清亜鉛値をチェックするのがよい。ただし、値は個人差が大きく、値と症状は個人それぞれで見ていく必要がある(90μg/dlでも本人にとっては亜鉛値が低く、亜鉛補充が必要、など)
・一時刺激性接触皮膚炎の発症は遺伝的背景も関与(同じ刺激物質に対してかぶれやすい人もいれば、かぶれない人もいる)
・アレルギー性接触皮膚炎でも初期の自然免疫応答は一緒。獲得免疫応答の有無で区別される。

・乾癬の人の表皮を伸展させるとATPが多量に産生され、乾癬の発疹を形成(ケブネル現象)
 研究の内容がおもしろかったです。

・HSV2(ヘルペスウイルス)の実験
 マウスにHSV2ウイルスを日中のみ or 夜のみに投与→夜のみ投与のマウスが大量に死亡
 感染したマウスに抗ウイルス薬を日中のみ or 夜のみに投与→夜は日中の4倍量薬が必要だった
 1日1回の抗ウイルス薬は朝内服がよい!!

最後の1文は衝撃でした。

今日からの診療にいかせる講演でした。