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水虫 増えてきました

水虫

ジメジメして暑い季節は、水虫になりやすいです。

最近はお子さんの水虫も多くなってきました。
ただの皮むけと侮らずに、しっかり検査(顕微鏡検査:鏡検)しないといけないですね。

水虫には上記の図のように、色々なタイプがあります。

それぞれのタイプによって治療法も異なってくるので、少しまとめてみます。

1)小水疱型
足の裏や側方に少しかゆみを伴う小水疱が生じます。
湿疹や掌蹠膿疱症と鑑別が必要です。
鏡検で真菌が見つかりやすいです。
治療は抗真菌薬外用になります。

2)趾間型
足のゆびの間に皮むけが生じます。
皮膚が柔らかくなってジメジメしたり、菌が入って感染を起こしやすいです。
ジメジメしている場合は検査で真菌が見つかりにくいです。
治療は、まず趾間部を乾燥させる外用薬を使用してから、抗真菌薬外用になります。
感染を起こしている場合は抗菌薬内服も同時に行います。

3)角化型
足の裏の角質が厚くなります。
湿疹、かぶれ、足底角化症などと鑑別が必要です。
鏡検で真菌が見つかりにくく、複数回検査をしてやっと見つかることもしばしばあります。
治療は、まずサリチル酸ワセリンと抗真菌薬外用を行います。ただ、治りにくい場合が多く、
一時的に抗真菌薬内服を行うこともあります。

4)爪白癬
爪が白くや黄色、黒に濁ったり、厚くなったりします。
白い線状に見えることもあります。
爪白癬の中にも様々なタイプがあるのですが、ここでは省略します。
鏡検で真菌を見つけて確定診断をします。ただ、検査で見つけにくい爪白癬のタイプもあり、
診断が難しい場合もあります。
治療が、抗真菌薬の外用と内服があります。
爪が厚くなっていないタイプには外用療法でも治療可能ですが、
厚くなってしまうと、薬液が真菌のいるところまで届かずに効果が出ないため、
内服療法が選択されます。
内服薬は副作用や一緒に飲めない薬もあるため、開始時には医師との相談が必要です。
素足で大衆が集まる場所のマットなどは、どうしてもある一定の確率で真菌に感染する可能性があると思います(無症状の水の人ってけっこういると思うので)。

これは自論ですが、
水虫に感染によって足の臭いって変わると思います。
(ちゃんと論文で調べたことがなかったのですが)
たぶん、常在菌のバランスが崩れたり、白癬菌が感染した角質が特有の匂いを発するんだとは思いますが。

以前、先輩の皮膚科医と
「ある程度皮膚科医をやっていると臭いでなんとなく水虫とか皮膚の感染症の種類とかわかる」
という話になりました。

確かに、水虫を含む皮膚の感染症はそれぞれ独特に臭いを発します。

なので、臭いを嗅いだときは「臭い」って感情より、
「これなんでこういう臭いだんだろう」って分析にはしったりしてます。

職業病ですね。
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